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【種別】 神器 【初出】 XVII巻 【解説】 “布置の霊泉”グローガッハの意思を表出させている、フレイムヘイズ『姿影の派し手』フランソワ・オーリックの神器。 形状は大きな壺型。材質やどのような様式かは詳細不明。雪など、水に関連する物質が周囲にあれば、“スプレット”を駆使した敵兵探知や遠話も可能である。 【由来・元ネタ】 英語の「spread」だろうと思われる。広げる、展開するなどの意味。タロットカードを占いに用いるとき、カードを並べていく作法にもこの語を使う。 【コメント】 ☆背負うほどの壷という、軽い装飾品が多い神器の中ではマージョリー・ドーの“グリモア”に匹敵する巨大さを誇った。これで『鬼功の繰り手』サーレの『レンゲ』と『ザイテ』や、かつての『極光の射手』の“ゾリャー”のような武器的性質を持たない神器だったら、ただただ肉弾戦の邪魔でしかなかったな。 ☆契約した“王”の真名に泉の文字がある以上、水が噴き出すくらいの芸を期待したかったところだ。 ☆ドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やアーヴィングの“ルテニアン”やファーディの“ディスグレイス”やダン・ロジャースの“B.S.I”よりかは格好良かったかもな。 ☆アニメ第3期で登場・使用された。 ☆壺の姿の“王”と言えば、[とむらいの鐘]の『九垓天秤』ニヌルタだな。
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【種別】 電熱化学砲 【解説】 マッチレスマーチ専用の重突撃戦武装。化学的に燃焼する ゲル状炸薬を高電圧で着火、砲弾を押し出す『携行する大砲』。 作中ではこれを使い次々とファントムを散らしていった。
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【種別】 異世界 【初出】 I巻 【解説】 この世の“歩いて行けない隣”にあった異世界。『渦巻く伽藍』とも称される。 元々は固有名は無かったが、“歩いて行けない隣”の住民である“紅世の徒”から彼らの生まれた世界の様子を聞き出した大昔の人間の詩人が“紅世”と名付け、“徒”やフレイムヘイズの間に、この呼び名が広まった。 この世とは物理法則が異なり、五感は意味を成さない。あらゆるものが現象による影響と意思による干渉の元、延々変化し続ける『力そのものが混じり合う世界』とされ、生きてゆくだけでも過酷な環境である。そのため生きる上での無駄を持つことは許されず、「物」も存在しないため、文化と呼べるものは発達しなかった。 “紅世の徒”は、本来はこの世界の住人である。太古に、とある“王”が編み出した『狭間渡り』の術によって、両界の狭間を越え、彼らはこの世へ渡ることが出来るようになった。 “紅世”を嫌い、自在に力を振るい気儘に己を顕す事を望む多くの“徒”達は、この世へ渡り来て放蕩の限りを尽くし、彼らを阻止するために人間と契約してフレイムヘイズとなった“王”達も、この世へ多く渡り来ていた。 しかし、最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたことで、“紅世”とこの世(旧世界)の繋がりが断ち切られて、この世の“歩いて行けない隣”ではなくなった。 【コメント】 ☆アニメ版から語られていた。 ☆この世(旧世界)と“紅世”と狭間と新世界以外にも別世界があるのかは、最後まで明かされなかった。 ☆最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたから、“紅世”の行く末はどうなるのだろうな。 ☆多くの“徒”が新世界に渡ったら、“紅世”も過疎化するのではないかな。 ☆[とむらいの鐘]のアシズも最初は討滅者としてこの世に渡った。 ☆高橋弥七郎の新作『カナエの星』でも、謎の異空間『星平線』が存在する。
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【種別】 役職? 【解説】 正式名称不明。 軍所属ではない、連合政府直属の特殊工作員・政治的密偵のこと。 クールフェイカーという呼称も、他者に付けられて広まった。 【コメント】
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私はあなたのものではありません 私は他の誰も愛さない
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【種別】 外界宿の施設 【初出】 XVIII巻 【解説】 外界宿がルーマニア北部スチャヴァ県に所有する要塞で、教会を自称している。第二次大戦後の混乱の中、外界宿の工作によって、人間社会からは忘れられた存在となっている。 造りは、簡素な白塗りの壁と低い鐘楼を備えた教会を中心に、周囲に古めかしい城壁を二周りほどである。そこから裾野まで、近代的なコンクリートの分厚い壁が幾重にも張り巡らされている。 [仮装舞踏会]とフレイムヘイズ陣営の全面戦争が勃発した際に、外界宿の西部防衛線最重要拠点として、捜索猟兵“煬煽”ハボリム指揮下の外界宿征討軍西部方面主力軍を迎え撃った。 西部防衛戦司令官ヒルデガルドと同幕僚長ダン・ロジャースが直接防衛に当たり、特にダンの自在法『プレスキット』で強化された防御施設は、ハボリムの『熒燎原』で能力を底上げされた“徒”の軍勢をも跳ね返した。 このアンドレイ要塞の健在により、外界宿西部防衛線は各戦線の部隊や予備兵力を自由に動かせることになり、撤退する西部方面軍各軍にとって頭の痛い存在になっていた。 【由来・元ネタ】 12世紀頃トランシルヴァニア(ルーマニア中部・北西部)に移住したドイツ系ルーマニア人のサシ人が、周辺の遊牧民族の襲撃から教会(と民衆)を守るために防衛施設を追加していき、ついには要塞教会となった。14世紀から16世紀にかけてはオスマン帝国の侵出を阻むために、一層の要塞化が行われた。 1600年頃にはトランシルヴァニア全土で600を数えたというが、現存するのはその半分ほどである。 建築様式はバロック。内装は質素なものである。 ルーマニアでこの種の要塞教会が7つ、ユネスコの世界遺産に登録されている。 「アンドレイ要塞」なる要塞教会が実在するかは不明ながら、作中においてもこのような歴史的背景を持つと推定される。 「アンドレイ(Andrei)」は英名「アンドリュー(Andrew)」のロシア語形。語義は、「雄々しい」「勇敢な」など。聖アンドレは、イエスの十二使徒の一人。同名の守護聖人が二十人以上存在するらしい。 ロシア、ギリシア、スコットランドの守護聖人となっており、ウクライナの首都キエフには聖アンドリーイ教会がそびえている。 【コメント】 ☆[仮装舞踏会]による襲撃では、交通の不便さから無視されていた。 ☆堅牢な要塞なら、他に[とむらいの鐘]のブロッケン要塞や[仮装舞踏会]の城塞型宝具『星黎殿』があった。 ☆城砦型宝具『天道宮』より強固かもな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の“棺の織手”アシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルがこの要塞に絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期では舞台の一つとして登場した。
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【種別】 人間 【初出】 XVI巻 【解説】 東アジアの外界宿『傀輪会』の最高幹部である『大老』のひとりである初老の男性。 紅顔の少年であったころに、貧民街でフレイムヘイズ『剣花の薙ぎ手』虞軒に出会い、喧嘩をふっかけるも一撃で伸されてしまった。 それをきっかけに彼女に惚れ込み外界宿に参加し、とうとう『傀輪会』の『大老』にまでなってしまったようだ。 上海会戦で、シュドナイたち[仮装舞踏会]の襲撃で陥落する上海総本部に最後まで踏み止まり、愛する虞軒の手で逝くことを選んだ。そして目を閉じたところを虞軒に口付けされて、陶然とした一瞬に首を刎ねられて死亡した。 【コメント】 ☆佐藤啓作に先んじること半世紀、彼と同じ道を選んだ人物だった。 ☆よーく読むと悲しい結末のエピソードだったな・・・。 ☆紅顔の少年…美少年、と言って欲しかったですな。 ☆董命は彼の部下だったのかな。 ☆虞軒と出会ったのは対[革正団]戦争の頃かな。 ☆[巌楹院]や[とむらいの鐘]のアシズや『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルや[百鬼夜行]のギュウキやパラとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期には未登場。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』では、招待客の一人として登場している。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、第2幕で博労として登場している。
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カーソン・リアクター ガレン・メーテルリンク キット クールフェイカー 虚数の獄吏 グレムリン 腐ってゆく死体(ゴー・バッド・マン) 五色の蜘蛛 ゴシップ
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【種別】 サイボーグ 【解説】 ラズルダズルの旅団長。別名「唯我独尊のウィッシュ(ウィッシュ・ザ・フルスマート)」 威圧感に満ちた老人。 別名の由来は「唯我独尊(フルスマート)」と呼ばれる詳細不明の特殊技能。 フォートランとはなんらかの関係があるようで、ディビジョンとも旧知の仲である。 卓越した戦闘力と合わせて隙の無い強さを誇る。 目下の悩み事は後継者不足。 三年前、目をかけていた団員が作戦中に見殺しになった。 と、思ったら奇跡的に生きてた。 が、当人は足を洗ったつもりで、助けてくれた少女と一緒に駆除屋になってしまった。 しかも社長は一筋縄ではいかない、名うての曲者。 しかし、今だに未練はある様だ。 【コメント】 ☆まるで「天目一個」のようなジジイだ。 ☆ああ、強者を欲している所とかも。 img0000.jpg
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【種別】 技術・現象 【初出】 I巻 【解説】 自在法の構成原理と“存在の力”の流れを表す紋様 任意の自在法を発動させる際に出現させる紋様 自在法の効果を増幅・補助させるための紋様 これらの総称が自在式と呼ばれる力の結晶である。式は、基本的に使用者の“存在の力”の色で発光するようだ。 自在法自体は決まった形式が無く、式をあらかじめ用意しておかなくても個々の力で感覚的に発動させることが可能であるため、大半の“紅世の徒”やフレイムヘイズは勝手気ままに使える自己の力を優先する。 しかし、自在式を利用することで自在法の効果の増大(ダンタリオン教授曰く「ブースター」の様な役割)・補助に止まらず、逆転印章のように、自在式を起動させれば不特定多数の誰かが使っても同じ効果を表す定型化された自在法として、一般化させることができるようになった。 自在式そのものだけでは効果が無く、 “存在の力”を自在式に込める 自在式を維持しながら起動させる という過程を経て初めてその効果を発動する物である。また式の起動には難易の差があり、複雑な式ほど起動は困難。 式の形や文様などは、純粋な自在法とは違い、一部の自在師などの手により、ある程度理論が研究され体系付けられているようだ。 起動させることは出来なくても、式自体を刻んだり、研究したりすることは人間にも可能となっており、教授などは人間と協力または利用して様々な式の発明や実験に関与していた。 また、自在式の打ち込みだけであれば、自在師でなくとも可能である(例:サブラクによる『大命詩篇』の打ち込み)。 【外見】 原作(or漫画版・ゲーム版)とアニメ版では、魔方陣のようだという印象を受けるという点以外は大きく外見が異なった。 原作での自在式は歯車などの機械部品を想起させるパーツで構成され、その中には凡そ人間では解読できないような奇怪な文字列が並んでおり、発動する効果は同じでも術者の力量によってその密度も大きく異なった。 一方、アニメ版では作業量軽減のためか、典型的ともいえる魔方陣の外見をしており、内部の文字列も梵字と思われるもので構成されていた。更に術者の力量による自在式の変化も無かった。 【コメント】 ☆[巌楹院]も自在式を改変出来たら面白そうだったのにな。 ☆マルコシアスいわく、自在法が歌ならば自在式は“譜面”である。歌を奏でるのに、必ずしも譜面は必要ではない。同様に、“徒”やフレイムヘイズの自在師ですらその譜面の基礎、いわば音階や記譜法を理解し1から書き起こしているわけではなく、感覚や直感で目的に適った自在法を歌っているにすぎなかった。 ☆この自在法のブラックボックスとも言える自在式を解析する才と情熱に長けているのが教授であった。『完全一式』と呼ばれる、起動すらままならぬ程にこんがらがった自在式『大命詩篇』を解き解し齟齬なく連結させ、代行体とはいえ一個の“徒”とも言える『暴君』を組み上げられたのも、自在式という根本原理を解析・理解しているがゆえであった。 ☆封絶や人化や『達意の言』などに代表されるたいていの自在法は、その発現の在り様に出会い、個人の特性由来のものでない限り、真似する事もできる。とはいえ、大半の“徒”やフレイムヘイズは自在式の根本原理を知らない(そもそも体系がほとんど確立されていない)ので、他人の持ち歌より自身の感性に合った十八番の自在法を好んで使った。 ☆この「発現に出会い」「真似する」を一歩進めれば、特定の自在法を耳コピするかのように譜面に直し、構成を分析し、それを無効化する自在式を構築するような曲芸も可能だった。“ミステス”『永遠の恋人』ヨーハンがサブラクの秘法『スティグマ』を自在式という根本原理の次元で破ったようにな。 ☆ミカロユス・キュイの『パラシオスの小路』や[革正団]のサラカエルの『呪眼』の自在式も相当複雑そうだったな。 ☆高橋弥七郎の新作『カナエの星』でも、十字印と渦巻文が登場している。